中国人のお客様が、日本で会社を作りたいとのことで、経営・管理ビザのご相談にいらっしゃいました。
すでに中国で会社を経営されていて、日本で輸出入ビジネスを始めたいとのことで準備をされています。
経営管理ビザの申請要件として、資本金500万円を申請人が拠出することが必要になります。
そのため、中国の銀行から、日本で設立する会社の銀行に、500万円を送金する必要があります。
しかし、最近、この中国からの海外送金が、とても難しくなっています!!
現在、中国の銀行から、500万円(人民元)を日本に送金できない!!!
という問題が多発しています。
そこで、
解決方法としては、
①直接、現金を持って日本に来る方法
短期滞在ビザを取得して、現金500万円を持って来日して入金する方法があります。
※注意点 空港で税関に申告する義務があります。その際の控え(または申告書の写真)が証拠として必要です。
また、現金500万円相当の人民元を、一度に持ち出す場合は、中国の空港で止められる可能性があります。その場合、数回に分けて、来日していただくことになります。
②中国の「会社」から、日本の「会社」に送金する方法
現在、「個人間」の海外送金は制限されていますが、「企業間」は、現段階では制限されていません。
そのため、中国で会社を経営されている場合は、この方法が可能です。
③中国の「個人」口座から、日本の「個人」口座に送金する場合、
一度に500万円を送金することは出来ませんが、一日120万円なら送金できる可能性があります。
また、送金目的が、会社設立や投資の場合は、送金不可なのですが、送金目的が「海外視察」の場合は送金できる場合があります。
※注意点 日本の銀行が、ネット銀行の場合は、海外からの送金を受け付けてくれない可能性が高いです。送金前に確認してください。
中国からの海外送金は制限されていて難しいです。お困りの方は一度ご相談ください。
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