
日本語教師の先生と一緒に、外国人のための社会見学~お茶体験ツアー~を開催しました。
日本に働きに来ている外国人のみなさん、毎日仕事が忙しくて日本文化を体験する余裕がないため、もっと日本のことを知ってもらおうと企画しました。
今回は、地元の四日市茶業振興センターで、お茶の手揉み体験、お茶バカ爺さんの食べる茶本舗を訪問、椿大神社の茶室で茶道体験をしました。


お茶の手揉み体験は、かぶせ茶を自分達で電子レンジで乾燥させて、自分で作ったお茶を、急須で煎れて楽しむことができます。甘い味、渋い味、マイルドな味、人によって味が違います。私のお茶はとても渋かったです(笑)
その後は、お茶バカ爺さんの食べる茶本舗(株式会社アンティ)を訪問。若いころ、全財産の数億円を投資して、ベトナムに広大な畑を作り、世界にお茶を広めようと挑戦されたとのこと。「アン」はベトナム語で「食べる」を意味します。事務所には、昔のベトナムの地図や、紙幣、建国の父ホーチミン氏の写真もありました。
みんなで、1分で出来る水出し茶をいただきました。普段飲んでいるペットボトルのお茶とは、まったく違う味で驚きました。



最後に、椿大神社の茶室「鈴松庵」へ。日本の心をこよなく愛した経営の神様、松下幸之助氏が寄贈されたものです。茶道を通じて、無心の境地に至るために作られたとのこと。庭園もとても立派でした。
日本人にとっては、普段見慣れた光景も、外国人の目を通して見ると、新鮮で新しい発見があります。あらためて日本文化の素晴らしさに気づかされました。
外国人の参加者の皆さん、とても楽しんでくれていたので、また開催したいと思います。



